帰無仮説

http://www.sed.tohoku.ac.jp/seminar/method3/kimu.html

帰無仮説

 統計的検定で重要な考え方の1つが「帰無仮説」です。
差があるかどうかを確認するために統計的検定をするのですが、推計学では“差がある”ことから出発するのではなく、“差がない”という前提(仮説)から出発します。ということで、差があることを確かめたい、つまり“無に帰したい仮説”なので「帰無仮説」と呼びます。

何故逆から進めないといけないのでしょう?
 統計的検定は、確率に基づいて関係を推定します。“差がある”という前提から出発すると、得られているサンプル間のズレは、無限に起こりうるズレの1つのに過ぎなくなります。計算不可能です。一方、ズレがないという前提から出発すると、“サンプル平均のズレは同じ平均をもった母集団から取り出された平均同士のズレでしかない”ということになり、そのズレの確率を推定することが出来ます(t確率分布、F確率分布)。
 この確率計算に基づいて、「差がない」という仮説を否定(棄却)することで「差がある」という結論を得るという苦肉の策が推計学における「帰無仮説」なのです。

メモ。キム兄を思い出す。w
仮説検定 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E8%AA%AC%E6%A4%9C%E5%AE%9A
帰無仮説と対立仮説 http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Kentei/hypothesis.html
チキンの売り上げは少ないのか http://kogolab.jp/elearn/hamburger/chap3/sec1.html