岡三RSSを解析してみる

岡三RSSのモジュールは、
"C:\Program Files\Okasan Online Securities Co.,Ltd\岡三RSS"
というフォルダーに、つぎのファイルが作られる。

  • ExcelCOMLibrary.dll
  • ExcelCOMLibrary.tlb
  • RemotingObject.dll
  • RemotingObject.tlb
  • TDCOMAddin.dll
  • 岡三RSS.xla

(なお、このフォルダーの中に AddIn という名前のフォルダーがあり、その中にも 岡三RSS.xla という名前のファイルがある。バイナリーでコンペアーすると、数バイトの違いがあるが、機能的には同じもののようだ。)


3つある DLL ファイルは、.NET の DLL らしく、C# などから参照設定して使うことができるようだ。
2つある TLB ファイルは、VB(VB6以下や Excel VBA)用の TLB らしく、VB/VBA から参照設定して使うことができるようだ。
岡三RSS.xla というファイルは、Excel 用のアドインであり、サイズも小さい。
DLL ファイルの中から Excel の方向に参照しているらしく、この DLL が Excel を静的に参照設定しているようであり、これが Excel のバージョンに敏感になる原因のようだ。
DLL は、かなり構造が複雑であり、仕様書がないと unibon には使い方をハックすることは無理だ。新規に作ったというよりは、既存の岡三ネットトレーダーなどのツールのモジュールの一部を、岡三RSS.xla というアドインを使って Excel 経由でユーザーに開放することを狙って作ったもののようだ。
岡三RSS.xla のコードを見ればこれらの DLL の使い方もある程度分かるだろう。
ただ、ワークブックじゃなくてアドイン(VBA)なので、パスワードの解析は、ワークブック用のツールではダメのようだ。VBA のパスワード解析ツールを使う必要があるらしい。