CLD-R5 と CLD-R4

ヤフオクで Pioneer の LD プレーヤー CLD-R5 を入手した。ジャンク品ということで入手したが、故障原因は B 面から A 面に戻る祭に、ピックアップのユニットがターンの途中で、(ピックアップにつながっている)フラットケーブルを巻き込んでひっかかってしまうことだった。
このターンの機構を見てみると、非常にちゃっちい。長いフラットケーブルを、カタカナのコの字型をした針金で支えているのだが、この針金のたわみが"ばね"となるように使っている。この"ばね"と、フラットケーブルのたるみ具合とが絶妙なバランスで釣り合うことを前提としたメカニズムになっているが、少しでもフラットケーブルに曲がり癖がついてしまうとこのバランスが崩れてしまって、ひっかかってしまうようだ。
「設計ミス」と言ってよいと思う。
なお、ふたを開けてフラットケーブルを見ていて気づいたのだが、LD のディスクをこのプレーヤーに入れっぱなしにして長期間放置しておくと、ピックアップがLDの最内周(といっても CD の最内周よりは外側)に位置して止まるため、フラットケーブルが伸びきらない状態が続きっぱなしになるため、フラットケーブルに曲がり癖が付きやすいようである。
プレーヤーに CD のディスクを入れておけば、CD だと最内周の位置が LD よりも中心寄りなので、フラットケーブルが LD よりも伸びた状態になるため、曲がり癖が付きにくいようである。あるいはプレーヤーにディスクを入れていなくても良い。
すなわち、

CLD-R5 を長期間使わないで保管する時に LD のディスクを入れっぱなしにしてはいけない。メカが同じである CLD-R4 も同様。