引用のススメ

以前(2003年01月09日)に、引用の行為について http://tryasp.winscom.co.jp/wbbs_freetalk.asp?TBL=W4_ASP_FreeTalk&CATE=&MODE=L_NORMAL&NO=0&CTL_DISP=GROUP&CTL_NO=5783掲示板に書いたことがあるが、いつ消えるかも分からないので、この日記にも書いておく。

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unibon です。こんにちわ。

#昔、書いたままでしまってあったものを見つけたので、投稿させていただきます。

こちらの掲示板に限ったことではないのですが、よく、

・「過去記事を見たのですが、それに関連して質問があります(内容は多少違うので別スレッドにします)。」
・「ある書籍・雑誌にはこう書いてありました。」
・「ある Web サイトではこれで正しいようなことが書いてありました。」

などと、情報ソースをほのめかす記述はあるものの、
具体的な情報ソースの場所やその内容を書かない投稿を見かけます。

もちろん、ただ、単に書くのが手間だからという理由も考えられ、
それも一理あるとは思います。
細かく書いてあったほうが良いことは確かですが、
細かく書いていたらキリがないので、
どこかで妥協しなければいけないでしょうし。

しかし、もしかしたら、引用することが、なにかの権利を侵害してしまうかと思って、
引用を避けていらっしゃるかたがいらっしゃるのかな、
とも懸念しています。

文化庁のホームページ、
http://www.bunka.go.jp/8/2/VIII-2-C.html
から引用しますが、

> (注4)引用における注意事項
>  他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
>
> (1)他人の著作物を引用する「必然性」があること。
> (2)かぎ括弧をつけるなど,「自分の著作物」と「引用部分」とが区別されていること。
> (3)自分の著作物と引用する著作物との「主従関係」が明確であること(自分の著作物が主体)。
> (4)「出所の明示」がなされていること。(第48条)
>    (参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)

のような引用の条件を守りさえすれば、
原則として、引用は自由にできます。
ちなみに、文化庁のトップページ、
http://www.bunka.go.jp/
から引用しますと、

> このホームページについて
> このホームページに掲載されているすべての情報は、文化庁著作権を有しています。法律で認められたものを除き、無断で転用・引用することを禁じます。

と、書いてあり、他の Web サイトでもこのような決り文句が書いてあることが多いですが、
引用を一律に禁じているわけではなく、
「法律で認められたものを除き」というように但し書きがあるため、
引用は原則として自由です。
このような但し書きが書いてなく、
単に「引用禁止」と書いてあったとしても、
それは効力を持たないと私は思います。

#ただし、転用(や転載)は、引用とは意味が違いますので、
#原則として自由にはできません。

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