交通事故に遭いそうになった

今朝、雨がひどい中、自転車に乗って交差点に進入したら、左から来た自動車が目の前をかすめていった。もちろん信号はこちらがわが青で相手は赤だ。自動車の速度はおよそ 50km/h ほどだった。その自動車は何事もなかったように走り去っていった。俺があと1秒速く交差点に進入していたらおそらく衝突していただろうに。
たまに、病死や事故死した人のホームページに遺族が「このホームページ作者の○○は、○○○○年○○月○○日に永眠いたしました」と書き込んであるのを見かけ、涙を誘うが、このシチュエーションが一瞬、脳裏に浮かんだ。
また、ホームページではないがメーリングリストで、長期間に渡って続いていた白熱した議論のさなかに、その参加者のひとりの投稿が突然途絶え、皆が不思議がっていたことがあった。そして1ヶ月後に、そのメーリングリストにつぎのような投稿があった(こういう雰囲気であった、ということを示しており、引用ではありません)。「○○の配偶者の□□です。○○は半月前に亡くなりました。○○が生前お世話になっていたそうで、ありがとうございます。○○の遺品を整理していたらこのパソコンを見つけました。私はパソコンの操作は不慣れですが、○○が受信したメールの送信者のかたがたに、こうやって生前お世話になったお礼を送信しています。」
どうやらメーリングリストの仕組みを把握できていないらしく、一対一のメールのやりとりだと誤解しているようなふしもある。悪い冗談のようにも一見思えたが、どうやら本当らしい。
見ていて泣けました。

で、交通事故の話に戻ると、このような事故に至らない状況は闇に葬り去られてしまうしかないのだろうか、という疑問がある。あいにく車種やナンバープレートは確認できなかったこともあり、警察に言ったところで相手にしてもらえないと推測する(それとも相手にしてくれるのだろうか?)。しかし、ビジネスの現場ならこういう状況はいわゆる「ハット・ヒヤリ」の事例として、記録し、再発防止を図るために活用されるものであるはずである。
提案としてはつぎのものがある。

  1. 事故に至らなかった状況でも気軽に110番できる環境にする。

もちろん、聞き捨てられるだけではなく、ちゃんと記録に残ること。

  1. 走り去った自動車のナンバープレートが遠くからでも認識できるようにする。

見る側と見られる側の2つの対処が考えられる。見る側は、最近ならばケータイのデジカメで素早く撮影することができるかも。見られる側としては、ナンバープレートの文字をデカクするのもあり。