システムに DBMS を使う理由

昔から、システムに SQL ServerOracle といった DBMS を使う事例を見聞きすることが多い。えっ、こんな小規模なシステムにまで DBMS が要るの、というシステムでも使っていることがある。もちろん、DBMS の使用は、単に規模だけで決まるものではなく、DBMS の ACID の必要性の有無で決まるものなので、いちがいには言えないが。
DBMS を使うことで、暗黙的なメリットとしては、つぎのものがあると思っている。忘れないようにメモしておきたい。

  1. 自ずと状態を重視した設計になる。システムの要素を、状態と処理の2つに大別した観点で見ると、いわゆる DB 設計というものを大々的におこなうことができ、これは「状態」を重視した設計につながる。もしもシステムに DB が絡まないと、なかなかこのような状態の設計に相当の時間をかけることはできないだろう。「DB 設計」なんていうお題目は絶大ですよね。これが「OOP でクラス図作成」とか言っても、システム設計を良く知らない人に対してのインパクトは弱いですよね。

#他にもあったかな。