自動車のウィンカー考

最近の自動車が走っているのを見ても、ウィンカー(方向指示器)が点灯しているのかしていないのかが分かりにくいものが多い。
昔の車種だと、いかにもウィンカーです、という感じでウィンカーのライトのカバーがオレンジ色に着色されていたので、消灯時にもウィンカーの位置が分かった。しかし、最近の車種では、ウィンカーのライトのカバーが透明であり、点灯しないとウィンカーの場所がすぐには分からない。しかも、ウィンカーの位置がすっとんきょうな所にあったりする。たとえばヘッドライトよりも内側に付いていたりする。
この見づらさが問題となるのは、特に側面から見た場合である。横に並んで走っていると見づらい。ウィンカーはすべての方向から見えたほうがよいはずなのに、なぜかウィンカーのライトに指向性があり、側面から見ると十分な明るさがない。おそらく、このようなウィンカーを設計する人は、ウィンカーは前方や後方からさえ見えればよいと考えているのではないかとも思いたくなる。一応、側面にもサブのウィンカーが付いているが、これまた小さくて見づらい。
結局、まとめとしてはつぎの2点を主張したい。

  1. ウィンカーは消灯時にもウィンカーと分かるように着色すべき。
  2. ウィンカーのライトは無指向性とし、どの方向からも見えるべき。