未来日記

今年も残すところあと数時間となった。9999年から10000年への変わり目だが、世紀は0からではなく1から数えるという慣習がいまだに続いているため、大規模なイベントは1年後に集中する予定だ。5桁を冠したイベントは多いようだが、一万年問題を連想してしまうためウケが悪いようだ。
一万年問題(Y10K問題)は結局手付かずのまま年を越すシステムも多いと聞く。太古には磁気情報をテープやディスクに記録していたが、地磁気の反転や太陽フレアの影響でほとんどが失われてしまっている。フレキシブルなシートに光学情報としての読み書きを目論まれたと思われる情報は残っているので、その解読が進んでいるらしい。年月が経ち過ぎているため、光学的には読み取ることはできないので、分子の配置をスキャンしているそうだ。
以下に、過去にあった Ynnnn 問題を整理してみよう。

  • 9999年9月9日問題: 3か月前にあったばかりなのでまだ記憶に新しいが、数字の初期値・異常値等を 9 で表すという習慣がこんなところで出るなんて。
  • 2400年2月29日問題: この日は存在するのかしないのか? うるう年の計算間違い。2000年問題の尾を引いている。

今年の紅白は 69.4ch サラウンドになったので楽しみだ。通常スピーカー66本 + サブウーファー 0.1ch × 28本 + スーパーツィーター 0.1ch × 6本 = 69.4 なので計算がややこしい。スピーカーの本数を増やすのもこのあたりが限界だと言われながらも、今後もムーアの法則のようにひたすら増え続けるのだろうか。オーディオファイルには内耳を直接駆動する内耳スピーカーや、脳に直接埋め込む脳内スピーカーも出始めてきているがチューニングの手間が半端ではなく、だったら100本のスピーカーをセッティングするほうがまだ楽だしコストも低い。