究極のテクニカル分析 黒岩泰

究極のテクニカル分析

究極のテクニカル分析

今日、読んだ本。株価のテクニカル分析を、物理のニュートンの三法則になぞらえて「窓・ひげ理論」を展開している。
最初の章では、日中の騰落が日足チャートを構成するという考えで、日足のローソク足出来高移動平均の見方を示している。次の章では窓は埋められる(窓が引力を持つ)という「窓理論」、ヒゲは反発力を持つという「ひげ理論」、あと、ストップ高も重視すべき、というのもあった。わりと素直な考え方で、とんでもない奇天烈な○○法、のようなものではないが、ニュートンの法則とのこじつけがうるさく感じる。ニュートンの法則は言わないほうがいいと思う。
前半の「窓・ひげ理論」のあたりは読んで良かったと思う。しかし後半はファンダメンタル編で数式がゴチャゴチャあったり、あとテクニカルチャート(MACD等十数種類)の見方のオマケは要らないと思う。その分本の値段を安くしてほしい。