YAMAHA DSP-A5

YAMAHA の AV アンプ、DSP-A5 にサブウーファをつないだが音が出ない。サブウーファは故障していたのを修理したばっかりなのと、DSP-A5 は中古品なので、どちらが悪いのかの切り分けも満足に付かない。
ちなみにサブウーファはソニーの SA-W30 という機種だ(ちなみに筐体にはスーパウーファと書いてある)。古いマイナーな機種であり、デカいが内部を見るとローテクの限りだ。スピーカユニットのウレタンエッジがボロボロだったので、いわゆるニコイチ(同一機種の2台から良い部品を組み合わせて1台を再生させる)で復活した。
サブウーファの音声入力端子に、ビデオデッキなどの普通の音声出力端子をつなぐとモゴモゴと音が聞こえるので、サブウーファは大丈夫そうだ。
じゃあ、DSP-A5 が故障しているのか?DSP-A5 のサブウーファ出力端子を掃除したりしてみたが、依然、ダメだ。取扱説明書を見ながら、「セットメニュー」と書かれている設定項目をいろいろ設定をし直したが、ダメだ。もうかれこれ2日間悩んだ。
結論を書くと、アンプの設定が間違っていた。サブウーファの出力レベルが最低の -20dB になってたためだった。中古で買ったため、購入時にすでにその設定だったのか、サブウーファをつながないで使っていたときに、ついその値を自分で設定してしまっていたのかは覚えていない。
しかし、スピーカレベルの調節が、DSP-A5 の取扱説明書の2箇所に分散して書かれており、実際に操作も2箇所でできてしまうのが最大の要因だと思う。
取扱説明書の14ページ目から15ページ目に渡って、「スピーカーレベルの調節」の個所に「テストトーンを使う」と言う項目があり、そこではメインスピーカ、リアスピーカ、センタースピーカについて言及されているが、サブウーファについての記述がなく、実際にサブウーファの設定はその操作方法ではできない。一方で、30ページ目から31ページ目にも「ディレイタイムとスピーカーレベルの調節」の個所では、サブウーファについての記述があり、その操作方法ではサブウーファの調節ができる。
すなわち、テストトーンの有無で、微妙に調節操作が異なるのが最大の分かりにくさだと思う。取扱説明書を先頭からページの順番に沿って読んで行くと、上記の14ページ目から15ページ目の記述で、スピーカレベルの調節がすべてできてしまうように思い込んでしまい、30ページ目から31ページ目はそれを言い換えただけだと思い込んでしまっていた。
駄目押しとしては、44ページ目にある「故障かなとおもったら」の中の「サブウーファから音が出ない」の項目にも、30ページ目から31ページ目に誘導するための記述がない。